ヤマカガシ

ヤマカガシに咬まれるという
事故が起きました。
それで、思い出したのだが
昔、最寄り駅の商店街に蛇屋さん
があった。ウインドウにたくさんの
シマヘビが、からみあい、くねりあって
いた。恐いもの見たさで、ウインドウを
のぞいたもんだが、まことに気持ちが
悪かった。マムシもいたと思うが
ウィンドウに出ていたかどうか、定かでない。
たぶん、蛇にまつわる薬などを
商っていたのだろうが、なにも蛇を
ウィンドウに出すこともないのではと
思ったりしたが、インパクトとしては
凄いものがあった。蛇が逃げたり
しないのか、心配だった。
これも、定かではないが、店の主人は
片腕の男だったように思う。
子供の頃、近所のお兄さんが
ヤマカガシを捕まえて、尻尾を持って
焚火にかざしていた。ヤマカガシは
熱いとみえて、首を持ち上げるのだが
お兄さんは、ムチのようにヤマカガシを
地面すれすれに振り落とし、とうとう
丸焦げにしてしまった。焚火の廻り
に集まった子供たちは、声もなく
呆然と息をのんでいた。悪夢のよう
でもあったが、なにかおごそかな感じ
もした。
似顔は、ラッシャー板前さん。
木彫りの人形のようで、味のある顔だ。
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